【2023年7月】豊中市 土地売却相場・動向レポート

2-1.豊中市でで取引された土地のここ半年の売却（価格）価格相場推移の分析

ここ半年の売却（販売）価格相場・㎡単価の推移について月単位のグラフで整理しました。

6月は半年前に比べて価格が約13.9%上昇、先月比で約3.9%上昇しています。
3月と比べて売却価格が大幅に下降しているように見えますが、6月はここ1年間の平均売却価格約3,287万円よりもやや高い約3,340万円で取引されているため、一時的に上がった価格が元の水準に戻ってきたと捉えてよいでしょう。

詳しく述べると、豊中市の土地はここ半年間平均的に㎡単価約23万円程度で取引されており、1月～2月は平均的な㎡単価の土地が多く取引されました。

一方、3月になると平均値を上回る㎡単価が25万円程度の面積が広い土地が取引されだしたため、一件当たりの売却相場が大きく上昇しています。4月と6月も「㎡単価が24万円と平均値よりも高めの土地」が取引され、その傾向が続いています。

この半年を振り返るに、㎡単価の変動が原因で幾分相場の上昇・下降がありますが、これは「幅広い価格帯の物件が売れている」という事を示していると考えられます。

2-2.豊中市で取引された土地の6月の売却（価格）相場の分析

先月比で平均売却価格は約3.9％上昇しています。

6月と5月の取引価格、㎡単価、土地面積は下記の通りです。

6月と5月を比較すると、㎡単価と土地面積に特徴があります。
先述の通り、6月は「㎡単価が24万円と平均値よりも高めの土地」が多く取引されたたため、5月と比べて売却価格は約3.9%上昇しています。
実際に6月と5月の平均㎡単価を比較すると、6月は約24.46万円、5月は約19.67万円と6月のほうが約4.8万円ほど高い㎡単価となりました。そのため、6月は5月よりも「土地面積が狭い土地」の取引が多かったものの取引価格は5月を上回りました。
これは、「高い土地から安い土地、狭い土地から広い土地まで、幅広く様々なタイプの土地が売れている」という事の表れであると考えて良いでしょう。

最後に、6月までの相場の動きと豊中市の人口動態等のマクロ要件も併せて解析すると、現在豊中市の土地は「売り時」と判断できます。

短期的に見ると平均的な価格のものから少し高額な土地まで幅広い取引があって様々なタイプの土地に引き合いがある状況が続いており、また長期的に見ても豊中市の人気は底堅く、一戸建て向けの土地の需要が根強く継続する見込みです。

従って現時点では、どんな土地にも一定の需要があり、値引きせずともしっかり売れるので「売り時」と判断しています。
実際に、100㎡未満の土地から200㎡未満の土地まで、様々なタイプの土地が取引されています。

3-1.豊中市で売りやすい土地の立地・条件の推移分析

豊中市のデータから売れ筋の土地の立地・条件のデータだけを集めて、ここ半年とその前の半年間の条件を比較し、ここ1年間の動向の推移を分析しました。

駅徒歩・広さに大きな変化がないものの、最寄駅が「豊中／庄内／千里中央」エリアから「豊中／服部天神」エリアとやや立地範囲が狭まった傾向にあります。

参照：国土交通省 土地総合情報システム
参照：レインズ

3-2.豊中市で6月に取引された土地の立地・条件の動向を解説

弊社が把握している、豊中市で6月に取引された土地4件の立地・条件を分析すると、「豊中駅」を最寄りとする150㎡以下で3,500万円以下、駅徒歩15分圏内の土地に需要がありました。

また、6月と5月の平均土地面積を比較すると、6月は約136.53㎡、5月は約163.45㎡と「6月は5月よりも土地面積の狭い土地」の取引が多くなっています。

結論、6月はここ半年間の平均値に比べて、やや高い価格で取引がされており相場は堅調に推移していると考えられます。
「4,000万円以上の土地」も取引されており、安価な物件ばかりが売れている訳ではありません。

売却にかかる期間は特に6ヵ月以内が多く、取引はやや活発に行われていることがわかります。

駅徒歩20分圏内という条件でも取引が成立しており、駅から多少離れていても価格の条件さえ合えば、しっかりした需要があることが見受けられます。

3-3.豊中市で土地をお探しのお客様の事例

豊中市で土地をお探しのお客様の事例を1つご紹介します。実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。

4.豊中市　これからの売却相場・動向の予測

詳細解説

• ファミリー層の需要が増えていることから、100㎡～150㎡台の土地に需要があります。3,000万円以下の場合買い手がつきやすい傾向が継続すると考えられます。
• 特に千里中央駅の徒歩10分圏内では、取引の引き合いが強くなると見込まれています。これは駅近物件の需要が高いという全国的な傾向に加え、千里中央駅が大阪市内へのアクセスに優れているためです。
• 地価の上昇が目立つエリアとしては、千里中央駅周辺や緑地公園駅、豊中駅周辺の末広町が挙げられます。これらのエリアは通勤・通学に便利で生活利便性も高いことから人気があり、売却価格も上昇傾向にあり、その人気は継続すると思われます。
• 一方大阪モノレール線沿線周辺でも、150㎡以上の土地が7,000万円以上で取引され、このような高額取引が続く可能性もあります。