【2024年5月】伊丹市 土地売却相場・動向レポート
2024年5月更新版の、伊丹市の土地売却相場の最新動向についてまとめたページです。
1.伊丹市 3月の売却相場・動向の概要
伊丹市における、3月度の土地売却相場・動向データを解析して導き出した、主なトピックは以下です。
2024年3月 まとめ | |
---|---|
売り時か? | 売り時です |
売却相場(仲介) | 2,422万円 |
売却相場(買取) | 1,695万円 |
価格動向 | 約3.3%上昇(前月比) |
売りやすい立地・条件 | 駅徒歩15分圏内の150~200㎡程度の土地 |
2.伊丹市 ここ半年の売却相場推移と3月の売却相場の分析
結論、現在は売り時と言えます。
3月の平均売却価格は、前月の2月から上昇に転じ、年末からの下落トレンドに歯止めがかかる形となりました。
価格相場の回復が見られ、ここ1年で取引件数が最も多くなっています。
2-1.伊丹市で取引された土地のここ半年の売却(価格)相場推移の分析
ここ半年間の値動きを見ると、主に2,500万円から3,000万円の間で推移しており、「土地の広さ」や「㎡単価」などの諸条件により平均価格が変動しています。
3月に取引された土地の平均面積は、163.16㎡とここ半年間で最も狭かったものの、㎡単価の高い土地の引き合いが増えたこともあり、平均売却価格が上昇しました。
一方ここ半年間で最高値となった12月は、180㎡を超える広い物件が高単価で取引されたことが売却価格上昇の要因となっています。
このことから、伊丹市では狭い土地から広い土地まで幅広いニーズが見込め、売りやすい状況にあることが窺えます。
2-2.伊丹市で取引された土地の3月の売却(価格)相場の分析
3月に取引された一戸建ての「売却価格」、「㎡単価」「土地面積」といった主要な指標の平均値を12月と比較してみると、以下の通りです。
比較軸 | 3月 | 12月 | 差 |
---|---|---|---|
売却価格 | 2,422万円 | 3,039万円 | -617万円(20.30%減) |
㎡単価 | 14.84万円 | 16.68万円 | -1.84万円(11.03%減) |
土地面積 | 163.16㎡ | 182.20㎡ | -19.04㎡(10.45%減) |
3月は新築住宅向けの宅地に引き合いが強く、「比較的狭くリーズナブルな土地」の需要が高まりました。
12月と比較しても「売却価格」「㎡単価」「土地面積」全てにおいて下回っており、特に土地面積はここ半年間でも最も狭い163.16㎡となりました。
3月の取引件数はここ半年間で最多であり、伊丹市の土地市場は依然として活況です。
3.伊丹市 「売りやすい土地の立地・条件」推移の分析
ここ最近に伊丹市で取引された土地の「立地・条件」について分析して解説します。
伊丹市で「売りやすい土地の立地・条件」のポイントは以下の3つです。
- 阪急伊丹駅/新伊丹駅から徒歩15分圏内の土地が売れています。
- 3月は200㎡以下で2,500万円以内の土地取引が多く見られました。
- 大鹿地域で土地をお探しの方がいらっしゃいます!
3-1.伊丹市で「売りやすい土地の立地・条件」の推移分析
ここ半年とその前の半年間を比べると、広さや㎡単価、最寄り駅に大きな差は見られませんが、駅徒歩が2分短くなっています。
また年間を通じて、阪急伊丹駅と新伊丹駅周辺は需要が高く、より駅近の土地に人気があることが窺えます。
立地・ 条件 |
ここ半年 | その前の 半年間 |
差 |
---|---|---|---|
駅徒歩 (平均) |
11.1分 | 13.1分 | -2.0分 |
広さ (平均) |
176.27㎡ | 173.03㎡ | 3.24㎡(1.9%増) |
㎡単価 (平均) |
14.86万円 | 14.09万円 | 0.77万円(5.5%増) |
最寄駅 | 伊丹(阪急)/新伊丹 | 伊丹(阪急)/新伊丹 | - |
参照:不動産情報ライブラリ
参照:レインズ
3-2.伊丹市で「3月に取引された土地の立地・条件」の動向を解説
弊社が把握している、伊丹市内で取引された土地9件の立地・条件を分析すると、3月に取引された土地の特徴は、阪急伊丹駅周辺の需要が高く、駅徒歩15分圏内で200㎡以下が人気です。
また、売却期間は6カ月以内の取引が多数で、需要の高さが窺えます。
最寄り駅 | |
---|---|
阪急伊丹駅周辺 | 4件 |
新伊丹駅周辺 | 4件 |
JR伊丹駅周辺 | 1件 |
土地面積 | |
---|---|
100㎡未満 | 1件 |
~200㎡ | 6件 |
200㎡以上 | 2件 |
駅徒歩 | |
---|---|
10分圏内 | 5件 |
15分圏内 | 4件 |
売却価格 | |
---|---|
~2,000万円 | 2件 |
~3,000万円 | 6件 |
~4,000万円 | 1件 |
売却期間 | |
---|---|
~3ヵ月 | 3件 |
~6ヵ月 | 6件 |
3-3.伊丹市で土地をお探しのお客様の事例
伊丹市大鹿で土地をお探しのお客様の中から1つの事例をご紹介します。
実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。
お探しの条件
予算 | 2,000万円前後 |
---|---|
地域 | 大鹿 |
土地面積 | 160㎡ |
土地の状態 | 更地 |
バス停まで徒歩 | 新伊丹駅まで徒歩15分圏内 |
大鹿地区は、阪急伊丹駅から徒歩圏にありながら、閑静な住宅街として人気のエリアです。
「ドン・キホーテ 伊丹店」が間近なうえ、「伊丹リータ」をはじめとする阪神伊丹駅周辺の大型商業施設も身近に利用できる生活利便性を誇ります。
近隣には「伊丹市立緑丘小学校」や「伊丹市立東中学校」があり、街の東部には「猪名川」、北部には「緑ケ丘公園」といった豊かな自然に囲まれています。
少し足を伸ばせば「伊丹スポーツセンター」や「伊丹スカイパーク」など親子で楽しめるスポットも点在しているため、安心して子育てができる環境と言えます
また、「子育てするなら伊丹」を標榜する伊丹市では、待機児童ゼロの「児童くらぶ」の設置や0歳から中学3年生までの「医療費を無償化」といった、手厚い子育てサポートも魅力です。
上記のように子育てや子供の医療支援にも注力していることから、今後もファミリー世帯を中心とした土地の需要が期待できます。
参考:伊丹市役所「子育てするなら伊丹」
4.伊丹市 これからの売却相場・動向の予測
詳細解説
- 大阪中心部への通勤・通学需要の高い伊丹市は、駅近の土地に人気がある一方で、市全域をバス便が網羅しており、駅から離れた地域にも需要が見込めます。
- 伊丹市の住宅地の地価は11年連続で上昇し、兵庫県内で3位の上昇率を誇るため、年々土地ニーズが高まっていることが分かります。
- 伊丹市は子育て支援が手厚く、教育機関や商業施設、自然環境も揃っているため、今後も子育て世帯による継続的な土地売却の機会が期待できます。
- 2,500万円・170㎡前後が中心ながら、過去には3,000万円台や180㎡以上の取引実績もあるため、幅広い条件の引き合いが考えられます。
関連記事
※本記事は、不動産流通機構、市役所等から発行されてる公的な資料、弊社およびその取引先より聴取した内容をもとに、弊社社員の見解をレポートしたものです。現在および将来の動向について約束するものではありませんので、ご理解の程、宜しくお願いします。