【2023年5月】豊中市 土地売却相場・動向レポート
2023年5月更新版の、豊中市の土地売却相場の最新動向についてまとめたページです。
1.豊中市 土地売却相場・動向 概要
豊中市における、4月度の土地売却相場・動向データを解析して導き出した、主なトピックは以下です。
項目 | 2023年4月 概要 |
---|---|
売り時か? | 売り時 |
売却相場 (仲介) |
3,462万円 |
売却相場 (買取) |
2,424万円 |
価格動向 | 約6.7%下降 |
売れやすい特徴 | 駅徒歩15分圏内の100㎡~200㎡ |
2.豊中市 土地売却価格相場・動向の推移 概要
豊中市の土地売却価格相場・動向の全体感の推移を掴みやすい様に、わかりやすく表にまとめました。
価格相場は堅調に推移しており、一過性である可能性が高いものの直近では大幅に上昇する等、比較的良い値段で売り易い時期が続いています。
売れやすい土地の立地条件も特段大きな変化はなく、安定した状況です。
2-1.豊中市で取引された土地のここ半年の売却(販売)価格相場推移
ここ半年の売却(販売)価格相場の推移について月単位のグラフで整理しました。半年前に比べて価格が約18%上昇、先月比で約6.7%下降しています。
11月~2月にかけて、平米単価が18~22万円の土地の取引が続いていましたが、3月になると㎡単価が25万円程度で面積も広い土地が取引されだした結果、一件当たりの売却相場が大きく上昇しています。
4月も引き続き㎡単価が24万円と高めの土地が取引され、その傾向が続いています。
このことから現在は坪単価の高い人気のあるエリアが売りに出されており、高めの価格でも買い手がつきやすい傾向にあることがうかがえます。
2-2.豊中市で売れる土地の立地・条件の動向
豊中市のデータから売れ筋の土地の立地・条件のデータだけを集めて、ここ半年とその前の半年間の条件を比較し、動向の推移をまとめました。
若干変動があるものの、状況に特に大きな変化はないと言えます。
特に4月は、駅徒歩15分圏内の100㎡~200㎡の土地に需要がありました。
立地・ 条件 |
ここ半年 | その前の 半年間 |
差 |
---|---|---|---|
駅徒歩 (平均) |
11.8分 | 12.2分 | -0.34分 |
広さ (平均) |
144.72㎡ | 154.12㎡ | -9.4㎡(-6.1%) |
最寄駅 | 豊中/服部天神 | 豊中/庄内/千里中央 | - |
参照:国土交通省 土地総合情報システム
参照:レインズ
3.豊中市の土地売却相場・動向の解説と予測
ここでは、4月の土地売却相場・動向を解説し、更に、それに基づいて今後の動きについて予測します。
3-1.4月の土地売却相場・動向の解説
以下3つのポイントを軸に、4月の土地売却相場・動向について解説します。
- 先月比で成約件数は約29%下降、取引価格は約6.7%下降しています。
- 「豊中駅・庄内駅」周辺の土地取引が活発です。
- 玉井町、岡町北で100〜200㎡の土地をお探しの方がいらっしゃいます!
3-1-1.成約件数・取引価格
成約件数は約29%下降、物件当たりの平均取引価格も約6.7%下降しています。
これは例年通りの動きであり、3月は、新生活を迎える節目とであると言う季節要因で成約件数と平均取引価格が伸び、4月は3月より両方ともに下がりますので、一過性のものと考えて問題ありません。
またレインズのデータによると、今月は㎡単価、価格相場ともに前年比を上回っています。従って先月から少し数値が落ちていると言えども、相場は堅調に推移していると考えます。
ただ、豊中市は今後人口減少が進むことが予測されています。売り手が増えて買い手が減っていき、長期目線では相場が下落する可能性があるので、相場と需要が堅調な今が売り時と言えるかもしれません。
3-1-2.取引された土地の立地・条件の解説
弊社が把握している、豊中市内で取引された土地の立地・条件を分析すると、「豊中駅・庄内駅」を最寄りとする200㎡以下で3,000万円以下、駅徒歩15分圏内の物件が人気でした。
しかし、20分圏内という条件でも取引が成立しており、駅から多少離れていても価格の条件さえ合えば、しっかりした需要があることが見受けられます。
最寄り駅 | |
---|---|
豊中駅周辺 | 3件 |
庄内駅周辺 | 2件 |
土地面積 | |
---|---|
~150㎡ | 2件 |
~200㎡ | 2件 |
200㎡~ | 1件 |
駅徒歩 | |
---|---|
10分圏内 | 1件 |
15分圏内 | 2件 |
20分圏内 | 2件 |
売却価格 | |
---|---|
~3,000万円 | 3件 |
~4,000万円 | 1件 |
5,000万円以上 | 1件 |
売却期間 | |
---|---|
~3ヵ月 | 1件 |
~6ヵ月 | 4件 |
3-1-3.豊中市で土地をお探しのお客様の事例
豊中市で土地をお探しのお客様の事例を1つご紹介します。実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。
お探しの条件
予算 | 4,500万円まで |
---|---|
地域 | 玉井町、岡町北 |
土地面積 | 100㎡以上 できれば200㎡ |
土地の状態 | 更地 |
駅徒歩 | 問わない |
お客様情報:大阪市にお住まいの方で、豊中市の環境が気に入り、玉井町、岡町北あたりで住み替えを検討なさっています。せっかく家を建てるなら広い家が良いということで広めの土地をお探しです。
上記のように駅から遠く広い土地でも、手ごろな値段で広い家に住みたいという方もいらっしゃることが分かります。
3-2.これからの推移の予測
詳細解説
- 豊中市内では70㎡台の土地に強い需要があります。また、2,000万円以下での成約が多く見られ、今後もこの傾向が継続すると予想しています。
- 特に千里中央駅の徒歩10分圏内では、取引の引き合いが強くなると見込まれています。これは駅近物件の需要が高いという全国的な傾向に加え、千里中央駅が大阪市内へのアクセスに優れているためです。
- 地価の上昇が目立つエリアとしては、千里中央駅周辺や緑地公園駅、豊中駅周辺の末広町が挙げられます。これらのエリアは通勤・通学に便利で、生活利便性も高いことから人気があり、売却価格も上昇傾向にあり、その人気は継続すると思われます。
- 一方大阪モノレール線沿線周辺でも、150㎡以上の土地が7,000万円以上で取引され、このような高額取引が続く可能性もあります。
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※本記事は、不動産流通機構、市役所等から発行されてる公的な資料、弊社およびその取引先より聴取した内容をもとに、弊社社員の見解をレポートしたものです。現在および将来の動向について約束するものではありませんので、ご理解の程、宜しくお願いします。