【2024年2月】豊中市 土地売却相場・動向レポート

2024年2月更新版の、豊中市の土地売却相場の最新動向についてまとめたページです。
1.豊中市 12月の売却相場・動向の概要
豊中市における、12月度の土地売却相場・動向データを解析して導き出した、主なトピックは以下です。
項目 | 2023年12月 概要 |
---|---|
売り時か? | 売り時です |
売却相場(仲介) | 3,548万円 |
売却相場(買取) | 2,484万円 |
価格動向 | 約6.8%上昇(前月比) |
売りやすい立地・条件 | 駅から徒歩15分圏内で150㎡以下の土地 |
2.豊中市 ここ半年の売却相場推移と12月の売却相場の分析
豊中市の土地売却(価格)相場・動向について、ここ半年間の推考分析と、12月の売却(価格)相場分析をしました。
結論、12月は直近半年間の平均売却価格は最高値を記録しており「売り時」と判断できます。
2-1.豊中市で取引された土地のここ半年の売却(価格)価格相場推移の分析
- 仲介 3,548万円で売れました
- 買取 2,484万円で売れました
ここ半年の売却(販売)価格相場・㎡単価の推移について月単位のグラフで整理しました。
12月は半年前に比べて価格が約17.8%上昇、前月比で約6.8%上昇しています。
上昇の理由としては、㎡単価は直近半年間で平均的な価格なものの、取引された土地面積が直近半年間で最大の広さだったことが挙げられます。
ここ半年間で見ると売却価格は上昇トレンドを形成しており「売り時」といえます。
月ごとの相場動向変化の要因は以下になります
(2023年7月~12月の平均値を基準としています)
【直近半年間の売却価格より上昇】
8月:取引された土地面積が広い
10・11月:取引された土地の㎡単価が高い
12月:取引された土地の面積がここ半年で一番広い
【直近半年間の売却価格より下落】
7月:取引された土地面積が狭い
9月:取引された土地面積がやや狭い
ここ半年間の傾向としては130㎡〜160㎡まで幅広い土地が取引されています。㎡単価も21万円から25万円の間を推移しており安定的です。
地域や駅近などの条件により多少売却価格は異なってきますが、高値で売却しやすい状況が続いています。
2-2.豊中市で取引された土地の12月の売却(価格)相場の分析
3ヵ月比で平均売却価格は約9.7%上昇しています。
12月と9月の取引価格、㎡単価、土地面積は下記の通りです。
比較軸 | 12月 | 9月 | 差 |
---|---|---|---|
売却価格 | 3,548万円 | 3,234万円 | 314万円 |
㎡単価 | 22.54万円 | 22.63万円 | -0.09万円(0.4%減) |
土地面積 | 157.43㎡ | 142.93㎡ | 14.5㎡(10.1%増) |
12月と9月の取引状況を比較すると、㎡単価に大きな差異はありません。
ただし、12月は面積が広い土地が取引されており、直近半年間で最も広い土地が求められました。
その結果、売却価格は上昇しています。
3.豊中市 売りやすい土地の立地・条件の推移分析と12月の動向を解説
ここでは、豊中市で取引された土地の立地・条件について分析し、ここ1年間の動向の推移と12月の動向について解説します。
豊中市で売りやすい土地の立地・条件のポイントは以下の3つです。
- 売りやすい立地・条件は、駅徒歩分数・広さに大きな変化はありません。
現在は、豊中/服部天神駅から徒歩15分圏内で145㎡程度の土地が売れています。 - 12月は「豊中駅周辺/150㎡程度/駅徒歩15分圏内」の物件が比較的多めに取引されました。
- 服部西町地域で140㎡程度の土地をお探しの方がいらっしゃいます!
3-1.豊中市で売りやすい土地の立地・条件の推移分析
豊中市のデータから売れ筋の土地の立地・条件のデータだけを集めて、ここ半年とその前の半年間の条件を比較し、ここ1年間の動向の推移を分かりやすくまとめました。
駅徒歩・広さに大きな変化がないものの、最寄駅が「豊中/庄内/千里中央」エリアから「豊中/服部天神」エリアとやや立地条件の範囲が狭まった傾向にあります。
立地・条件 | ここ半年 | その前の 半年間 |
差 |
---|---|---|---|
駅徒歩 (平均) |
11.8分 | 12.2分 | -0.34分 |
広さ (平均) |
144.77㎡ | 144.50㎡ | 0.27㎡(0.2%増) |
最寄駅 | 豊中/服部天神 | 豊中/庄内/千里中央 | - |
参照:国土交通省 土地総合情報システム
参照:レインズ
3-2.豊中市で12月に取引された土地の立地・条件の動向を解説
次により詳細なデータを解説します。
12月は取引件数が7件でした。
売却価格が3,500万円程度、土地面積は150㎡程度、売却期間としては6ヵ月以内の取引が多く行われました。
なかでも、駅から徒歩15分以内で豊中駅や服部天神駅付近の需要が高いです。
最寄り駅 | |
---|---|
豊中駅周辺 | 3件 |
服部天神駅周辺 | 3件 |
千里中央駅周辺 | 1件 |
土地面積 | |
---|---|
~100㎡ | 1件 |
~150㎡ | 3件 |
~200㎡ | 3件 |
駅徒歩 | |
---|---|
10分圏内 | 3件 |
15分圏内 | 3件 |
20分圏内 | 1件 |
売却価格 | |
---|---|
~3,000万円 | 1件 |
~4,000万円 | 5件 |
4,000万円以上 | 1件 |
売却期間 | |
---|---|
~3ヵ月 | 2件 |
~6ヵ月 | 5件 |
3-3.豊中市で土地をお探しのお客様の事例
豊中市で土地をお探しのお客様の事例を1つご紹介します。実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。
お探しの条件
予算 | 3,600万円まで |
---|---|
地域 | 服部西町 |
土地面積 | 140㎡程度 |
土地の状態 | 更地 |
駅徒歩 | 服部天神駅徒歩15分圏内 |
お客様情報:阪急宝塚線「服部天神」駅から徒歩15分圏内で140㎡程度の土地をお探しのお客様です。
現在も服部天神駅周辺の賃貸住宅にお住まいですが、お子様が誕生したのを機会に土地を購入して新築住宅を建築されようとしています。
服部天神駅は豊中市の中でも大阪市に近く、大阪梅田駅まで12分とアクセスが抜群です。
なかでも服部天神駅の西側のエリアある服部西町は、豊島小学校や豊島公園、ふれあい緑地など学校や遊び場が充実しています。また、ライフ服部店やユニクロ豊中服部店など、日常生活に必要なものが地元で揃うため、利便性も高いです。
くわえて、近くには豊中インターチェンジがあり車での移動にも便利なことから、ファミリー層に人気が高いエリアです。
豊中市はファミリー層からの支持が高く、それに伴ったマイホーム需要を踏まえると、学校が近い、遊び場が豊富等の利点があれば、多少駅から遠くても売りやすくなる可能性があります。
令和5年9月に発表された基準地価では、大阪府の住宅地の価格は前年に比べて1.3%増加し、2年連続の上昇となりました。
特に豊中市は住宅地の価格が2.1%上がり、大阪府の平均上昇率を上回っています。
豊中市での土地需要が高まっていることを示し、今後のさらなる価格上昇が期待できます。
4.豊中市 これからの売却相場・動向の予測
詳細解説
- ここ半年間の動向をみると、駅から徒歩15分圏内の土地に需要が集まっており、なかでも豊中駅や服部天神駅、庄内駅、千里中央駅が人気です。
駅から距離のある土地は「広さ」があると売れやすいです。 - ファミリー層からの支持を集める豊中市は過去20年間で約2万世帯が増加しています。
世帯数の増加に伴い土地需要も増しており、令和5年の基準地価では大阪府の平均上昇率よりも高い数字を記録しました。
子育て支援が積極的な豊中市の土地需要は今後も高い推移を保っていくと予測できます。
参考:豊中市役所|豊中市推計人口
参考:大阪府庁都市整備部|令和5年大阪府基準地価格調査(地価調査)の結果について
参考:豊中市役所都市経営部|子育てしやすさNO.1へ
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※本記事は、不動産流通機構、市役所等から発行されてる公的な資料、弊社およびその取引先より聴取した内容をもとに、弊社社員の見解をレポートしたものです。現在および将来の動向について約束するものではありませんので、ご理解の程、宜しくお願いします。