【2023年10月】豊中市 マンション売却相場・動向レポート

2-1.豊中市で取引されたマンションのここ半年の売却（価格）相場推移の分析

ここ半年の売却（価格）相場・㎡単価の推移について月単位のグラフで整理しました。

9月は半年前に比べて価格が約24.2%上昇、前月比で29.7%上昇しています。
前年の同時期と比較しても約40万円上昇しており、勢いのある相場が続いています。
上昇理由は主に2つ考えられます。1つ目は、駅近のマンションが売れていたことで、2つ目は、築浅物件が多数取引されていたことです。

月ごとの細かい動向の理由についてですが

（2023年4月～9月の平均値を基準としています）
【直近半年間の売却価格より上昇】7月、9月
7月：駅近で、専有面積が今年一番広かった
9月：駅近で、築年数も平均値より新しかった

【直近半年間の売却価格より下落】4月、5月、6月、8月
4月：専有面積が今年一番狭かった
5月：駅から距離がある物件取引が多く、取引件数自体も減ったため
6月：築古だった
8月：専有面積が狭くなり、築古だった

になります。

ここ半年に取引された物件を見ると、「3,000万円～4,000円の価格帯」で、「広さ、築年数、駅までの距離等も様々な条件」のマンションに引き合いがあります。
特定の条件に人気が集まるというわけではなく、良い条件が1つでもあれば売れているため「売り時」と言えます。

2-2.豊中市で取引されたマンションの9月の売却（価格）相場の分析

3ヵ月比で平均売却価格は約23%上昇しています。
9月と6月の売却価格、㎡単価、専有面積、築年数は下記の通りです。

9月と6月を比較すると、㎡単価と築年数に特徴があります。
9月は「㎡単価が高く、築年数が浅い物件」が取引されました。
専有面積にはほとんど数値の変化がみられず、広さは75㎡前後に需要が集まっています。

・「㎡単価が高く」なった理由
9月の新学期に合わせて豊中市に引っ越す方が多く、取引が活発であった事を背景に、築浅・駅近の物件を中心に取引されたからです。

・築年数が浅かった理由
広さよりも「綺麗で、おしゃれな」マンションを求める人が増えたため。

築古の場合は駅から近いなどの条件があれば売れやすくなり、現在の豊中市では様々なマンションの条件でに一定のニーズが見込めます。

参照：豊中市総務部行政総務課｜豊中市推計人口

3-1.豊中市で売りやすいマンションの立地・条件の推移分析

豊中市のデータから売れ筋のマンションの立地・条件のデータだけを集めて、ここ半年とその前の半年間の条件を比較し、ここ1年間の動向の推移を分かりやすくまとめました。

広さ・価格ともに若干変動があるものの、売り易いマンションの立地・条件に特に大きな変化はありませんでした。
ここ半年では、千里中央／桃山台駅から徒歩10分圏内で75㎡程度のマンションが売れています。

参照：国土交通省 土地総合情報システム
参照：レインズ

3-2.豊中市で9月に取引されたマンションの立地・条件の動向を解説

次により詳細なデータを解説します。

9月は取引件数が37件でした。
価格は約4500万円以下、面積は75㎡程度が多く動き、売却期間としては6ヵ月以内と活発な取引が行われました。
駅から徒歩15分以内の3LDKに引き合いが高く、ファミリー層から人気が高い千里中央駅周辺や桃山台が中心になっています。

3-3.豊中市でマンションをお探しのお客様の事例

豊中市でマンションをお探しのお客様の事例を1つご紹介します。実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。