【豊中市編】「相続による不動産売却」事例
相続が原因で何らかのトラブル・課題が発生し、その解決法として「不動産売却」を検討して課題を解決した事例を3つご紹介します。
1.豊中市・F様
「相続した古い実家を、私達に合わせた幾つかの提案から売却を選択した事例」
お客様相談内容
売却物件 概要
- 所在地
- 豊中市服部本町 駅徒歩10分
- 築年数
- 25年
- 種別
- マンション 3LDK
- 成約価格
- 2,600万円
- 面積
- 63㎡
- その他
- ―
相談にいらしたお客様のプロフィール
豊中市にお住まいでお子さん2人を持つ、40代のお客様です。
先月お父さまがお亡くなりになり、古い一戸建てを相続しました。
解決したいトラブル・課題
古い一戸建てを相続したはいいが、利用する予定がない。
・今後子供の進学でお金がかかるので現金が欲しい。
・すぐ売ってしまって、後々何か損をしたくない。
不動産屋さん(売却のパートナー)の探し方・選び方
古い一戸建てを、売却以外の方法で現金収入にする事に詳しそうな不動産屋さんを探すことにしました。
スマホで「豊中、一戸建て、相続、不動産屋」など入れてみて出てきたホームページを片っ端から見てまわりました。
・一戸建てを相続した人に向けたページがあるかどうか。
・売却以外の選択肢(賃貸等)に関する記述があるかどうか。
をページを見て判断し、お願いするところを決めました。
F様の「トラブル・課題」の解決方法
1.「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」を利用する
相談したところ、「駅から徒歩圏内だから、多少のリフォームをすれば入居したい人がいそう」なので賃貸物件にする事もできると提案されました。
また本来、賃貸物件は管理などに手間がかかるが、管理料を払えば維持・管理を不動産屋さんに任せてしまうこともできると教えていただきました。
資産として一戸建てを持ちながら安定した家賃収入が得られることは大変な魅力でしたが、子供の進学を控えていたのですぐにまとまった現金が欲しいところでもあり、更に「古いので高い家賃が取れない」また「リフォームの費用がかかる」事を考えると、相当しんどい選択肢かなと思いました。
加えて、家を自費で取り壊す事が条件になるものの、
・「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」
というものがあり、相続から3年以内に売却すれば3000万まで売却した税金が非課税となる制度を知りました。
もし相続した一戸建てを売却したら3000万近くにはなるはずで、取り壊す費用は数十万円ですが節税できる金額は数百万になります。また、このまま年を越すと固定資産税を払う義務が生じることも併せて知ったので、売却を急ぐことにしました。
2.年を越さないように半年以内に売却する
6月に相談したので、年を越さないように半年以内に売却してしまいたいと伝えると、人気の地域なので3ヶ月程度で売れる可能性が高いとおっしゃっていただいたので、お任せする事にしました。
査定は1日で終わり、解体業者も手配していただきました。実際4ヶ月目には買って下さる方も決まり、売却・引き渡しも不動産屋さんのサポートもあって最小限の手間で完了出来たとおもいます。
まとまった現金が入った時、実感しました。「売却を選んで良かった」。
2.吹田市・I様
「兄弟で相続した一戸建てに、揉めることなく弟が住み続けられるようになった事例」
お客様相談内容
売却物件 概要
- 所在地
- 豊中市東豊中町
- 築年数
- 30年
- 種別
- 一戸建て 3LDK
- 成約価格
- 3,500万円
- 面積
- 120㎡
- その他
- ―
相談にいらしたお客様のプロフィール
吹田市にお住まいの50代の男性のお客様です。
弟さんが親の介護をしながら同居していた実家の一戸建てを、お姉さんも含め3人で相続しました。
解決したいトラブル・課題
実家を兄弟3人で相続した。元々弟が介護の為に母親と暮らしていたため、母親が亡くなった後もそのまま住み続けている。
私と姉は違う場所に住んでいて、また今後住む予定もない。
・遺言書が残されていないので、争いになりそうである。
・売って兄弟で現金を分けたいのだが、弟はこのまま住み続けたいと売却に反対しているので、どう処理すればよいかわからない。
不動産屋さん(売却のパートナー)の探し方・選び方
相続に関する複雑な課題について知見がありそうな不動産屋さんを探しました。
また直接相談したかったので、吹田や地元の豊中近辺にある不動産屋さんを検索してホームページに
・「相続」に関する様々な揉め事や問題の解決に対処した経験を、ホームページに掲載している
かどうかをポイントに、何件か見て回り、今回のケースと似たようなケースに対応したことのある会社を選びました。
I様の「トラブル・課題」の解決方法
1.遺産分割協議をする
相談すると、まずは「遺産分割協議」をして遺産の分割割合をちゃんと決め「遺産分割協議書」を作成した方がいいとアドバイスをもらいました。
また、揉め事を避けるのなら、これまで介護をやってきてくれていた感謝の気持ちを「少し多めの割合を弟に渡す」という具体的な形で示した方が良いというアドバイスをいただきました。
これを「寄与分」を認めると呼ぶそうです。
まさしくそれは仰る通りなので、寄与分を弟に認める方向で「遺産分割協議」をし、最終的に弟が少し多めの4割、私と姉が3割ずつという割合で分け合うことに決め、「遺産分割協議書」を作成しました。
つまりこれは弟が現金で、実家の価値の10分の3ずつ、合計10分の6つまり約半分ちょっとを私たちに払えば、今まで通り住み続けられるということでもあります。
2.弟が、私たちに支払う金額を決める
次に不動産屋さんに、実家を査定をしてもらい大体の価値を把握しました。
それを元に、弟が私たちに支払わなければならない金額を決め、「分割支払い期間」「毎月の支払額」等を契約書に書いて締結する事が出来ました。
売却せずに不動産屋さんにはメリットもなく申し訳ありませんでしたが、相談に乗っていただいた結果、揉める事も避けられて良かったです。
3.豊中市・K様
「相続した土地の売却で兄の合意が得られず、分筆して売却した事例」
お客様相談内容
売却物件 概要
- 所在地
- 豊中市南桜塚
- 最寄駅
- 岡町駅
- 面積
- 85㎡
- その他
- ―
- 成約価格
- 2,800万円
相談にいらしたお客様のプロフィール
豊中市に幼少期からお住まいの40代のお客様です。
お父様から豊中市の土地を、ご兄弟2人で相続することになりました。
解決したいトラブル・課題
土地を相続することになりましたが、子供の受験などで現金が欲しかったので早めに売却したいと思いました。
しかし相続人は私と兄の2名おり、勝手に処分する事が出来ない状態でした。
・兄は親から受け継いだ土地を簡単に売りたくないと売却に反対していて、説得できそうにない。
・私の持分だけでも売れるなら売りたい。
不動産屋さん(売却のパートナー)の探し方・選び方
相続した土地についての相談できる、専門的な知識が豊富な不動産屋さんを探しました。
駅からの帰り道で見かける不動産屋さんの中から、悪徳でない信頼できそうなところを選びたいと思い、
・ホームページがしっかりしていて頼りになりそうかどうか。
・実績が豊富で、長く続いている会社かどうか。
を見て数社に絞り込んで、実際に問い合わせをして決めました。
K様の「トラブル・課題」の解決方法
1.「分筆」するよう兄を説得する
相談したところ、兄を説得するか、「分筆」をしてば兄と土地を分けて自分の分だけを売却するか、2つの対処法があると教えてもらいました。
説得するのが難しそうなので「分筆」しかないと判断し、その方針で進める事にしました。
次に不動産屋さんに、兄に知られない様に査定をしてもらいつつ、「分筆」を納得させるための作戦を考えたり弁護士と相談したりして、自分の中で着実に準備を進めていきました。
そして、タイミングを見て兄に、具体的な買取金額まで提示しながら自分の持ち分を買い取るか分筆するかを選んで欲しいと説得し、向こうも親族同士で深く揉めるのが嫌だったらしく、「分筆」で納得させることができました。
2.「分筆」する
分筆するにはまず土地の測量をきちんとしないといけないので、測量を不動産屋さんに手配してもらった土地家屋調査士に頼み、登記までをお願いしました。
諸々手続きはありましたが、不動産屋さんから、具体的に何をすれば良いのかを聞きながら進める事が出来たので比較的スムーズに終える事が出来ました。
揉めることなく、しっかり現金を得る事も出来たので非常に満足しています。
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※本記事は、不動産流通機構、市役所等から発行されてる公的な資料、弊社およびその取引先より聴取した内容をもとに、弊社社員の見解をレポートしたものです。現在および将来の動向について約束するものではありませんので、ご理解の程、宜しくお願いします。