【2024年2月】尼崎市 マンション売却相場・動向レポート

2-1.尼崎市で取引されたマンションのここ半年の売却（価格）相場推移の分析

ここ半年の売却（価格）相場・㎡単価の推移について月単位のグラフで整理しました。

12月は半年前に比べて価格が約10.4%上昇、先月比で約8.3%下降しました。

12月の取引価格が半年前に比べて上昇した理由は、「駅近で、築浅な」物件が取引されていたためです。
先月比で下降している理由は、「11月より面積が小さい」物件が取引されていたためです。
よって物件条件が変化した結果の下落であり、取引件数も先月より多かったことも踏まえるとマンション需要減退による売却価格ではないと言えるでしょう。

月ごとの細かい動向の理由ですが

（7月～12月の平均値を基準にしています）
【直近半年間の売却価格より上昇】
8月：駅近で、面積が広く、築年数も浅い物件が多かった
11月：面積が広く、ここ半年で最も築浅の物件に人気が集中した
12月：駅近で、築年数も浅い物件が多かった

【直近半年間の売却価格より下落】
7月：面積は広かったが、少し駅から距離があり、築古だった
9月：駅から距離があり、面積が狭く、築古だった
10月：面積が狭く、築古だった

という結果でした。

上記のように取引されるマンションの条件によって市場価格は多少の変動が起こりますが、むしろ幅広い条件のマンションが活発に取引されていることが分かります。
なので、平均的な価格のものから少し高額な物件まで幅広い取引があり、売りやすいという意味で「売り時」と考えます。

2-2.尼崎市で取引されたマンションの12月の売却（価格）相場の分析

3ヵ月前と比較して平均売却価格は約29.9%上昇しています。

12月と9月の売却価格、㎡単価、専有面積、築年数は下記の通りです。

12月と9月を比較すると、「㎡単価」や「専有面積」「築年数」の3件全てに動きがみられ、売却価格が上昇しています。
特に動きの大きかった「㎡単価」と「築年数」について解説します。

「㎡単価」が上昇した理由は、「築年数が浅い物件」の人気が高まったことが主な要因としてあげられます。
12月に取引されたマンションの平均築年数は「23.07年」と、9月と比べ「5.98年」の差があります。ここ半年間の平均と比べても、12月は「1.67年」築年数が浅く、需要が高まっていることがわかります。

そのため「㎡単価」が上昇し、総合的に売却価格も上昇しました。

3-1.尼崎市で売りやすいマンションの立地・条件の推移分析

尼崎市のデータから売れ筋のマンションの立地・条件のデータだけを集めて、ここ半年とその前の半年間の条件を比較し、ここ1年間の動向の推移を分かりやすくまとめました。

駅徒歩・広さに大きな変更はありませんでした。
大きく変わったのは最寄り駅で、ここ半年はやや西側エリアに移動し「尼崎(ＪＲ)駅」と「武庫之荘駅」周辺地域の取引が活発です。
なかでも、尼崎(ＪＲ)／武庫之荘駅から徒歩10分圏内で67㎡程度のマンションが売れています。

参照：国土交通省 土地総合情報システム
参照：レインズ

3-2.尼崎市で12月に取引されたマンションの立地・条件の動向を解説

次に、より詳細なデータを解説します。
65㎡程度の3LDKで、価格が3,000万円以下、駅徒歩は10分圏内に位置する物件が人気でした。

尼崎(ＪＲ)駅北口の再開発エリア「あまがさき緑遊新都心」は、エリア内で新築分業マンションが8年ぶりに建設されており、注目を集めているエリアです。
「尼崎(ＪＲ)駅」と「武庫之荘駅」周辺地域の人気が高まると見ています。

3-3.尼崎市でマンションをお探しのお客様の事例

尼崎市でマンションをお探しのお客様の事例を1つご紹介します。実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。