【2023年3月】伊丹市 土地売却相場・動向レポート
2023年3月更新版の、伊丹市の土地売却相場の最新動向と伊丹市で土地を売る際の基礎知識についてまとめたページです。
1.【2023年3月】伊丹市 土地売却基本データ
1-1.伊丹市及びその周辺で取引された土地の、直近半年の動向をまとめました。
1-2.伊丹市で売れる土地の特徴 最新データとその半年前のデータを比較
売れる特徴 | 最新データ | その前の半年間(期間平均) | 差 |
---|---|---|---|
駅徒歩(平均) | 11.1分 | 13.1分 | -1.98分 |
広さ(平均) | 286.25㎡ | 212.84㎡ | 73.41㎡(34.5%) |
価格(平均) | 5,738万円 | 4,935万円 | 803万円(16.3%) |
最寄駅 | 伊丹(阪急)/新伊丹 | 伊丹(阪急)/新伊丹 | - |
参照:国土交通省 土地総合情報システム
参照:レインズ
2.3月の伊丹市の土地売却相場動向を予測
今月の土地売却にまつわるトピックスや直近で取引された土地の特徴、現在ニーズのある土地の情報を紹介しています。
2-1.最近のトピックス
- 先月比で取引件数は約-33.3%、取引価格は約14.2%上昇。
- 最近は「100㎡以上/3,000万円付近」の物件取引が多く、引き続きこの傾向が続いています。
- 宮ノ前の物件をお探しの方がいらっしゃいます!
2-1-1.先月比で取引件数は約-33.3%、取引価格は約14.2%上昇。
成約件数は約‐33.3%、1物件当たりの平均取引価格もは約14.2%上昇しています。
先月比で成約物件数が減少し、1物件当たりの平均取引価格が上昇していますが、大きい取引があったため平均取引価格が上昇しています。
取引件数は減少していますが、坪単価も上昇傾向にありますので落ち着いた取引が続いている状況です。
周辺の状況が悪くても、立地条件や㎡数、売り出しの時期やタイミングなどがニーズに合えば相場より高く売れるケースも数多く存在しますので、お持ちの土地の価格を知りたい方は、無料で査定を行っておりますので、ぜひお問い合わせください。
2-1-2.最近の取引物件3件の特徴
地域 | |
---|---|
伊丹駅周辺 | 3件 |
土地面積 | |
---|---|
~100㎡ | 1件 |
~200㎡ | 2件 |
駅徒歩 | |
---|---|
15分以内 | 2件 |
15分以上 | 1件 |
売却価格 | |
---|---|
~3,000万円 | 1件 |
~4,000万円 | 2件 |
売却期間 | |
---|---|
~6ヵ月 | 3件 |
2-1-3.宮ノ前の土地をお探しの方がいらっしゃいます!
お探しの条件
予算 | 4,500万程度 |
---|---|
地域 | 梅ノ木 |
土地面積 | 120㎡以上 |
土地の状態 | 更地 |
駅徒歩 | 20分以内 |
大阪に住んでいらっしゃる方で、家を建てるなら地元にということで120㎡程の土地をお探しです。
土地面積は、予算内で120㎡以上であればうれしいとの事です。
古家付きでも構いません。
2-2.今後の予測
その他の取引動向
- 駅徒歩15分以内の土地は、新伊丹駅が人気が高い状態です。
- 商業目的での土地購入もあります。
3.伊丹市の土地取引相場の過去と未来
3-1.市の成り立ち
明治24年(1891年)に川辺馬車鉄道(現JR福知山線)が開通。その後、大正9年(1920年)には阪急伊丹線が開通し、経済の発展とともに大都市近郊住宅地として発展してきました。
昭和15 年(1940 年)11 月、伊丹町と稲野村とが合併し伊丹市が発足。その後、昭和22 年(1947 年)神津村と合併、昭和30年(1955年)長尾村の一部を編入して、現在に至っています。
3-2.過去10年の推移
・人口推移について
昭和25年(1950年)から昭和50年(1975年)にかけて急増し、平成27年4月1日現在の人口は197,376人、世帯数は79,536世帯、県内で最も人口密度の高い尼崎市に次いで2番目に人口が過密となっています。
昭和50年以降も人口、世帯数ともに緩やかな増加が続き、日本の総人口が減少に転じた平成20年(2008年)以降も、本市の人口は微増で推移しています。
・年齢構成について
15歳未満と15歳~64歳は減少傾向にあり、65歳以上の老年人口は増加しています。
65歳以上の老年人口は、平成26年(2014年)には全体の22.9%を占め、高齢化の進展と老年人口を今後支えていく世代の人口減少が進みつつあるといえます。
・転入・転出について
年少者と30~40歳代は転出超過しており、住宅取得が要因と考えられます。30~34 歳は転入超過へ転換しており市中心地に相次いでマンションが立地したため、市内間移動により転出が減少していることがその要因だと考えられます。
・持ち家率に関して
住宅の種類別一般世帯数の推移は、平成12~22年(2000~2010年)の10年間で持ち家率は5.6%の増加しており、核家族世帯と単独世帯は増加していますが、三世代世帯は減少傾向となっています。
3-3.これからの推移の予測
駅までの交通手段として、市のいずれの駅でも徒歩利用が5割以上を占めています。
特にJR北伊丹駅、阪急稲野駅、新伊丹駅では、徒歩が7割以上と高い割合になっていますので、駅徒歩15分圏内の土地は引き続き強い引き合いがあると考えます。
30~34 歳の伊丹市への転入増加と持ち家率、核家族化の増加が進んでいる状態なので、土地購入の需要は安定してあると見込んでいます。
全国の人口減少傾向と比較して、伊丹市の人口減少は緩やかに進むことが推計されています。
2060年には、伊丹市の総人口は2010年と比較して22%の減と予測しています。
将来的な人口の減少と2022年から始まった生産緑地の解禁で、売り出しにでる土地の増加にともなう取引価格の下落が予想されるので、売却をお考えであれば早めの売却をおすすめします。
周辺の状況が悪くても、立地条件や㎡数、売り出しの時期やタイミングなどがニーズに合えば相場より高く売れるケースも数多く存在します。
土地売却のご相談や査定を無料で行いますので、何でもお気軽にご相談ください。
※本レポートは、不動産流通機構、弊社およびその取引先より聴取した内容をもとに、弊社社員の見解をレポートしたものです。現在および将来の動向について約束するものではありませんので、ご理解の程、宜しくお願いします。
参照:伊丹市役所 総合政策部施設マネジメント課「伊丹市の地域特性」
参照:伊丹市役所 総合政策部政策室「伊丹創生人口ビジョン」
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※本記事は、不動産流通機構、市役所等から発行されてる公的な資料、弊社およびその取引先より聴取した内容をもとに、弊社社員の見解をレポートしたものです。現在および将来の動向について約束するものではありませんので、ご理解の程、宜しくお願いします。