【2024年2月】豊中市 一戸建て（空き家）売却相場・動向レポート

2-1.豊中市で取引された一戸建て（空き家）のここ半年の売却（価格）相場推移の分析

ここ半年の売却（価格）相場の推移について月単位のグラフで整理しました。

12月の平均売却価格は前月比-25.9％の下落となりました。
理由としては土地・建物面積の狭い物件が、多く取引されたことが挙げられます。なかでも、土地面積の狭さは2023年でもっとも低い数字を記録しました。

上記のことから12月は中古一戸建ての需要が下がったわけではなく、土地面積が狭くて購入しやすい比較的安価な物件に人気が集中したことがわかります。

月ごとの相場動向の要因は以下のとおりです。

（2023年7月～12月までの平均値を基準としています）
【直近半年間の売却価格より上昇】
7月：土地・建物面積が平均値よりも広く、取引件数も18件と活発に取引が行われた
8月：土地・建物面積が平均値よりも広く、築年数も平均的であった
11月：土地・建物面積が平均値よりも広く、2023年最多の取引件数「22件」を記録した

【直近半年間の売却価格より下落】
9月・10月：築年数が2023年でもっとも古い27年
12月：土地面積が90㎡台と2023年でもっとも狭かった

ここ半年に取引された物件を見ると、「3,000万円半ば〜4,000万円後半の売却価格」で「様々な立地条件や建物条件の物件」が取引されています。
豊中市では幅広い条件の物件に需要があり、引き続き「売れやすい」状況が継続しています。

また、20年前に約16万世帯だった豊中市は、2023年12月時点で2万世帯増加し、約18万世帯に達しています。大阪府内でも高い人気を誇り、単身者からファミリー層まで多くの世帯が転入してきました。
今後も様々なタイプの一戸建てに対して、需要が高まっていくと予想できます。

参照：豊中市役所｜豊中市推計人口
参照：建築物価調査会｜建築費指数

2-2.豊中市で取引された一戸建て（空き家）の12月の売却（価格）相場の分析

3ヵ月比で平均売却価格は約8.1%下落しています。
12月と9月の売却価格、土地面積、建物面積、築年数は下記の通りです。

12月は9月と比較すると「築年数が新しい物件を求める代わりに、土地・建物面積ともに狭い物件」が取引されました。
その結果、売却価格は下落しています。

上記背景には、より安価で購入しやすい中古一戸建てが求められたことにあります。
12月と9月を比較しても分かるように、面積が狭い物件から広い物件、築年数も比較的新しいものから古いものまで、幅広い需要がある豊中市の特徴が表れています。

3-1.豊中市で売りやすい一戸建て（空き家）の立地・条件の推移分析

豊中市のデータから売れ筋の一戸建て（空き家）の立地・条件のデータだけを集めて、ここ半年とその前の　半年間の条件を比較し、ここ1年間の動向の推移を分かりやすくまとめました。

広さ・価格ともに変動がみられましたが、売りやすい一戸建ての立地・条件に特に大きな変化はありませんでした。

参照：国土交通省 土地総合情報システム
参照：レインズ

3-2.豊中市で12月に取引された一戸建て（空き家）の立地・条件の動向を解説

次により詳細なデータを解説します。
12月は取引件数が8件で価格が3,500万円程度、「豊中駅」「庄内駅」から徒歩15分圏内が人気でした。
売却期間としては6ヵ月以内が多数で、活発に取引が行われています。

豊中市は子育て世帯からの人気が高いため間取りが3LDKや4LDK、建物面積が100㎡～120㎡の物件に、引き続き需要が集まると考えられます。

3-3.豊中市で一戸建て（空き家）をお探しのお客様の事例

豊中市で中古一戸建て（空き家）をお探しのお客様の事例を1つご紹介します。実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。