【最新版 随時更新】尼崎市 土地売却相場・動向レポート
2024年10月更新版の、尼崎市の土地売却相場の最新動向ついてまとめたページです。
1.尼崎市 9月の売却相場・動向の概要
尼崎市における、9月度の土地売却相場・動向データを解析して導き出した、主なトピックは以下です。
2024年9月まとめ | |
---|---|
売り時か? | 売り時です |
売却相場(仲介) | 3,340万円 |
売却相場(買取) | 2,338万円 |
価格動向 | 約3.4%下落(前月比) |
売りやすい立地・条件 | 駅徒歩15分圏内の150㎡前後の土地 |
2.尼崎市 ここ半年の売却相場推移と9月の売却相場の分析
結論、現在は「売り時」です。
9月の売却価格は半年間の平均を下回る結果となりましたが、取引件数はここ1年間で2番目に多いことから土地需要は高まっています。
2-1.尼崎市で取引された土地のここ半年の売却(価格)相場推移の分析
ここ半年間の値動きをみると、6月をピークに平均売却価格は下落傾向となりました。
下落要因として7月から「㎡単価」が安くなっていることが挙げられます。
一方で「面積」は広くなり、9月はここ1年間で最も広い150.33㎡でした。
つまり、「立地」が多少悪くても「面積」の広い土地であれば売れやすい状況にあるといえます。
また、平均売却価格は下落傾向ですが、土地需要が衰退したわけではありません。
9月の取引件数をみると、ここ1年間でみても高い水準を保っています。
2-2.尼崎市で取引された土地の9月の売却(価格)相場の分析
9月に取引された土地の「売却価格」、「㎡単価」、「土地面積」といった主要な指標の平均値を6月と比較してみると、以下の通りです。
比較軸 | 9月 | 6月 | 差 |
---|---|---|---|
売却価格 | 3,340万円 | 4,162万円 | -822万円(19.8%減) |
㎡単価 | 22.21万円 | 30.10万円 | -7.89万円(26.2%減) |
土地面積 | 150.33㎡ | 138.30㎡ | +12.03㎡(8.7%増) |
9月と6月を比較すると全ての項目で変動がみられ、9月は「㎡単価」「売却価格」ともに下落となり、「土地面積」は上昇という結果になりました。
9月の売却価格が下がった要因として、「安くて広い土地」を中心に取引が集まったことが挙げられます。
9月は6月よりも「㎡単価」が下落し、反対に「土地面積」が上昇していることから「立地」よりも「土地面積」を重視するニーズが多く、多少「立地」が悪くても「広い土地」であれば売れる傾向にありました。
9月と6月を見ると「狭くても立地が良い土地」から「立地が悪くても広い土地」まで様々なタイプの土地が取引されており、尼崎市の土地市場は活況といえます。
3.尼崎市 「売りやすい土地の立地・条件」推移の分析
ここ最近に尼崎市で取引された土地の「立地・条件」について分析して解説します。
尼崎市で「売りやすい土地の立地・条件」のポイントは以下の3つです。
- 立花/武庫之荘駅から駅徒歩12~13分の土地が売れています。
- 9月は150㎡前後で立花駅徒歩15分圏内の土地取引が多く見られます。
- 東七松町周辺で土地をお探しの方がいらっしゃいます!
3-1.尼崎市で売りやすい土地の立地・条件の推移分析
ここ半年と前の半年間と比べると、「駅徒歩」「㎡単価」ともに大きな変動はありませんが、「土地面積」がかなり広くなっています。
最寄り駅はここ半年で「立花駅」周辺の取引が活発になりました。
立地・ 条件 |
ここ半年 | その前の 半年間 |
差 |
---|---|---|---|
駅徒歩 (平均) |
12.8分 | 13.2分 | -0.41分 |
面積 (平均) |
140.89㎡ | 123.77㎡ | +17.12㎡(13.8%増) |
㎡単価 (平均) |
26.29万円 | 27.7万円 | -1.41万円(5.1%減) |
最寄駅 | 立花/武庫之荘 | 武庫之荘/園田 | - |
参照:不動産情報ライブラリ
参照:レインズ
3-2.尼崎市で9月に取引された土地の立地・条件の動向を解説
弊社が把握している、尼崎市内で取引された土地8件の立地・条件を分析すると、9月は3,000万円台前半で面積が150㎡前後、駅徒歩15分圏内に位置する土地が人気でした。中でも、立花駅周辺の地域は需要が高まっています。
最寄り駅 | |
---|---|
立花駅周辺 | 4件 |
武庫之荘駅周辺 | 2件 |
園田駅周辺 | 2件 |
土地面積 | |
---|---|
100㎡~200㎡ | 6件 |
200㎡以上 | 2件 |
駅徒歩 | |
---|---|
10分圏内 | 1件 |
15分圏内 | 6件 |
15分圏外 | 1件 |
売却価格 | |
---|---|
~3,000万円 | 1件 |
~4,000万円 | 5件 |
~5,000万円 | 2件 |
売却期間 | |
---|---|
~3ヵ月 | 5件 |
~6ヵ月 | 3件 |
3-3.尼崎市で土地をお探しのお客様の事例
東七松町周辺で土地をお探しのお客様の中から1つの事例をご紹介します。
実際のニーズから売却相場の動向を具体的にイメージしてください。
お探しの条件
予算 | 4,000万円程度 |
---|---|
地域 | 周辺 |
土地面積 | 130㎡程度 |
土地の状態 | 更地 |
駅徒歩 | 立花駅徒歩20分圏内 |
駅から多少離れても良いので、住みやすさを重視し、子どもが通う公立学校や病院が近辺にあるエリアを希望しています。
「東七松町」は立花駅から徒歩20分圏内にある人気のエリアです。
町内には「尼崎市役所」があり、暮らしに関わる手続きなどをスムーズに行うことができます。
加えて、徒歩圏内に「難波の梅小学校」や「日新中学校」といった公立学校があり、通学がしやすく治安が良いエリアとなっています。
また、「尼崎総合医療センター」や「鷲田病院」も徒歩圏内にあり、安心した生活を送ることができるでしょう。
尼崎市は上記のように公立学校や病院など日常生活に欠かせない施設が点在していることから、住みやすいまちづくりがされています。
今後も尼崎市は「都市再生整備計画」といった区画整備や再開発が予定されており、住みやすい環境が整っていくためファミリー層を中心とした土地需要が見込め、売却しやすい状況は継続するでしょう。
4.尼崎市 これからの売却相場・動向の予測
詳細解説
- 土地需要の高い立花・武庫之荘・園田地区は、「尼崎市都市計画マスタープラン」からも今後の街づくりにおける重要拠点であることが窺え、継続的な土地需要が予想されます。
- 尼崎市の住宅地の地価は、ここ10年間で令和2年を除きゆるやかながら上昇傾向にあります。
- 2025年開催予定の大阪万博において、開催地の「夢洲」へのアクセスの良さから地価の上昇が期待されます。
尼崎市は世帯数・転入数ともに増加しているうえ、待機児童対策など様々な子育て支援にも積極的なことから、ファミリー層に向けた住宅用の土地売却の機会は今後も十分に見込めると考えられます。
参考:尼崎市役所「尼崎市都市計画マスタープラン」
参考:兵庫県庁|まちづくり部都市計画課「兵庫県の地価動向」
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※本記事は、不動産流通機構、市役所等から発行されてる公的な資料、弊社およびその取引先より聴取した内容をもとに、弊社社員の見解をレポートしたものです。現在および将来の動向について約束するものではありませんので、ご理解の程、宜しくお願いします。